介護職の仕事をする際、無資格でも勤務することはできます。訪問介護事業所でホームヘルパーとして勤務する場合、資格がないと身体介助の仕事できないので、できる業務が限られてしまいます。身体介助の仕事は利用者の体に直接触れておこない、入浴や排泄、食事の介助などがあります。高齢者の介助をおこなう場合は、特にこれらの身体介助が多くなってきます。資格取得をしておくと、利用者のよりニーズに合ったケアをすることができますし、勤務できる場所も広がっていきます。
介護職員初任者研修という資格が、一番取得しやすい資格となっています。年齢や学歴、実務経験などの受講条件がないため、働きながら受講する方法を取る人もいます。130時間のカリキュラムを受講し、短期集中で受講すれば短い期間で資格取得をすることができます。自宅で家族の介護をしていて、やり方を学んでおきたいという人や忙しい人、すぐに資格を取得したい人でも取得しやすくなっています。
基本的な知識を学び、生活援助や入浴介助、排泄介助のやり方を学び、必要なスキルの取得をします。基本的にスクリーニングが必須にはなりますが、実技がない講座もあるため受講前に内容を確認すると良いでしょう。全てのカリキュラムを終了し、筆記試験に合格すると取得できるようになっています。この資格を持っておくことで、給与が上がったり採用に有利になることもあります。未経験でも取得できるので、これから介護職として働きたい人は検討してみると良いでしょう。